ハーレーのファットボブは斬新デザインが特徴的
ハーレーのファットボブは斬新なデザインが特徴的で、これがハーレーなのかいう事を感じた人もいるぐらいの斬新デザインで、勿論このようなものが登場した事には理由があります。このファットボブが登場した頃にはハーレーは100年以上が経過していて、既にほとんどのモデルが原型となるものからのマイナーチェンジぐらいで作られたという事がありました。様々な斬新なモデルは開発されて来てはいましたが、さすがに100年を経過すると、マイナーチェンジやちょっとした改造ぐらいでは、ハーレーのイメージを覆すような斬新さを出すこと出来なかったわけです。
そこで、このファットボブはなんと原型となるモデルが無い、正にゼロからの開発という事で作られたといわれています。原型がないわけですから、当然出来上がる物は全くこれまでのハーレーのイメージを覆すものとなり、それが様々な意味で評価されることになったという事も言えるでしょう。勿論、賛否が分かれるデザインであったという事は言えますが、走行性能を重視するという事も考えられていて、従来の路線と明確に違ったものを作るという、明確な製作側の意図が見られたという事では、大きな意味があったといって良いでしょう。既にブランド化されたことによってイメージが固定化されていた、この会社に新しい風と可能性を感じさせることになったモデルということになるはずです。創造的な破壊をという事を行ったという事も言えるのかもしれません。