ハーレーで必要なのはセンチではなくインチ工具
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ハーレーダビッドソンの愛用者は、メンテナンスだけではなく、カスタムまで自分で行う人が多くいます。そんなカスタム好きな人の必需品は工具です。ハーレーに必要な工具を揃えるためには注意点があります。それは工具がインチサイズでなければならないという点です。もともと車をいじることが好きだったり、日曜大工が趣味だったりすると、一通りの工具を所持していることもありますが、それらの工具がセンチ単位の工具であった場合はハーレー用には使用できません。なぜなら、ハーレーに使用されているボルトやナットは、すべてインチサイズで統一されているからです。
ハーレーのメンテナンスなどに使われる工具のインチ表示としては、4/1・5/16・3/8・1/2などがありますが、インチ表示に慣れていない人は何のことかわからないでしょう。左から順に、6.3ミリ・7.9ミリ・9.5ミリ・12.7ミリとなりますが、インチ工具というのは区切りのいいセンチにはなっていないのです。そのため、無理をしてハーレーのネジをセンチ工具で締めようとすると、ネジの頭が使い物にならなくなってしまいます。たった数ミリのことですが、ハーレーのメンテナンスやカスタムを自分で行う場合には、必ずインチサイズの工具を一式準備するようにしましょう。日頃のメンテナンスを自分で出来るようになるということは、ハーレーダビッドソンを長く乗り続けることにもつながることにもなるのです。